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・・詩はやさしく言えば、思い方のゲーム。ふだんの生活の中で出会う様々なものについて楽しい思い方を探すのが詩。詩は価値ある"思い方"を探る文学・・
こう語っているのは、詩人・高田敏子です。
目の前にあるものを、ただ表面的に受けとめるのではなく、ほんの少しでもいいから作者の発見が加わることで、味わいが深まります。
同じ詩人のエッセイにこんな言葉があります。
詩は美しいものを書くものと、一般には思われているようです。美しいことばを探すということも詩の作業のように思われています。
私もそのように思っていたのですが、このごろになって解ったことは "美しいもの" や "美しいことば" を探すのではなく、日常の中にあるもの一つ一つに、美しい意味を与えることで、そのものが、美しい存在となるということなのでしょう。
そして "美しい" ということも、生の励ましや、反省、目覚めになるとき、それを "美しい" と感じ、受けとるのだと思います。
エッセイ集『娘への大切なおくりもの』大和書房
詩だからといってロマンチックなものを追うより、その人だけの思い方、感じ方が大切。身のまわりのものから、思い方のゲームを始めてみましょう。
●ひとことガイド
作 品
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作 者
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高田 敏子
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高橋 加成子
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松岡 美峰子
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本原 年江
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