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詩というと、普通はロマンティック、さもなければむずかしいものと思われているようですね。
私の教室では、日々の暮らしの中に詩の題材を求めます。普段の言葉を使ったやさしい、わかりやすい表現をこころがけています。
私の先生の高田敏子はこんなふうに語っています。「私たちの日常は、悲しいことや、苦しいこともずいぶん多い。それでもなお私たちは生き、明日に歩んでいる。それはささやかでも生活の中に心の痛みを和らげ、温めるものがあるからではないか」と。
舗道の水たまりに映る遠い空の美しさ。窓に射しこむ夕映えの優しさ。同僚が、お疲れさま、と呼びかけてくれる声の響きの温かさ。
私たちの毎日は、案外、こんな小さな喜びに温められ、支えられているのではないでしょうか。
日々の暮らしの何げないものを詩のテーマにして、言葉を添えることで、生きるはげましになることだってあります。
といって、生活の話題をそのまま書くわけではありません。そこには個性ある発見が大切。
あなただけの思い方、感じ方が読む人に感動をあたえるからです。
詩を書くというより、詩のかたちでつづられた心の自分史を記録する思いで、詩を始めてみませんか。
●ひとことガイド
作 品
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作 者
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松岡 美峰子
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高野 和子
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中村 重一
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石本 まさ子
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