ユーモアのぬくもり・・
ユーモアのない一日はさびしい
ユーモアというと、冗談や笑いといった軽いものに思われがちです。
でも、ほんとうはもっと生活に役立つものではないでしょうか?

例えば職場などで、急いで椅子から立上がろうとして、うっかり机の角に足をぶつけてしまうことがあります。するとまわりの同僚が、大丈夫ですかぁ〜? なんて、いたわるような声をかけてきます。

あれはバツが悪いもので、何だか自分が年寄り扱いされたようであまり居心地のよいものではありませんね。
誰でも経験があることでしょうが、こんな時、ユーモアでひと言お返しをすれば気まずい雰囲気が救われることがあります。

私はこんな目にあった時は、いつもこう言っています。
「ええ、大丈夫ですよ・・机の方は」
これで相手はたいてい笑ってくれるので、その場の雰囲気がなごみます。

取るに足りないことかも知れませんが、ユーモアは笑いのためより、危機管理(少しオオゲサ?)に活用するのがベストではないでしょうか。
ユーモアも人格だと思いますね。
たったひと言で、人の心にうるおいと慰めを与えてくれることもあります。
詩作も同じ。ユーモリストたちの作品は、せちがらい現実を少しでも明るいものにかえる、向日的な力を持っているのですから。


ユーモアのない一日はさびしい・・恩師・安西均先生の言葉です。


ひとことガイド

作 品
作 者
石本 まさ子
田口 久隆