DIARY
12月12日(火) ♪心もようは氷雨のち曇り♪
先月、10年ぶりくらいに胃カメラの検査を受けました。健康診断で異常があったのです。胃のレントゲン写真にポリープ状の影が写っていました。
昨年は、ぐずぐずしていて検診を受けそこなったので、そのツケが回ったような気分でした。

困ったことに、私は喉に異物が入ると、すぐに嘔吐感が出る特異体質なんです。歯科医院でも喉の奥に金属の器具があたるだけで、ゲーッとこみあげるほどです。
だから、以前、胃カメラを飲んだ時、死ぬような思いをしたことがあって、この検査は一種のトラウマになって残っていました。

でも、この度は鎮静剤を注射してもらったおかげで、前回ほどの苦痛もなく検査を終えることができました。
ただ、気になる箇所があったらしく、組織を一部切り取って精密検査することになりました。
その検査結果がわかるのが、今日でした。結果は  悪性のものでなく、重い胃炎でした。

                
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幸い大事には至りませんでしたが、私の胸はなぜか晴れませんでした。
なぜなら、今回、私は大丈夫でしたが、同じように検査を受けて辛い宣告を受けた人たちも多くいるからです。知人の中にもいます。
私も検査結果を知らされる前は、異常があってもおかしくない自分の年齢を考えると、疑心暗鬼で心を悩ませていました。
もし、本当に悪い結果を知らされたら、どれほど心が押しつぶされるか想像できるのです。自分が助かったから、すべてを忘れてしまうといった、単純な気持ちにはなれないのでした。


             
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